介助犬を育てる少女たち 荒れた心の扉を開くドッグ・プログラム


カリフォルニアの少女更生施設「シエラ・ユース・センター」には、1993年から続くユニークな教育プログラムがあります。非行をして収監されている少女たちが、障害のある人たちのために介助犬を育てているのです。10代の、それも非行少女たちに、そんなことができるのか、と思う人もいるでしょう。でも、犬のためなら、いやなことでもがまんできる。すぐには言うことを聞いてくれなくても、またやってみようと思える。やがて、訓練を続けているうちに、少しずつ自分が変わっていくことに気づく―。
さまざまな生きづらさを抱え、家にも学校にも居場所のなかった3人の少女たちが、犬とともに成長していく姿を追いました。

講談社 2012年6月13日刊行 本体1,300円+税

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